JKキングダム東京
ジャンル:SFコメディ
作者:鷹巣☆ヒロキ
既刊:1巻
スペリオールにて連載
【ゲンペーの一言】
ヒトの真理に基くフェチ魂
オススメ度:★★★★★
この記事は約5分で読めます。
人間は誰しも“フェチ”がある。
うん、絶対にある!
それを公表するかしないか。
もしくは、気づくか気づかないか。だと思う。
ちなみに俺のフェチは、女性のショートヘアの襟足です。
出来るならそのウィッグを手元に置いて常に眺めていたいくらいです。
・・・・それを変態と思うか思わないかは、あなた次第です。
~あらすじ~
突如、東京に空から降ってきた「JK星人」は 人間に侵食し人々を次々と「女子高校生化」させてしまう。
防戦一方に陥った政府が一縷の望みを託したのは、 なんと「JKオタク」の変態高校教師・道理かけるだった!!めちゃコミックより引用
主人公の道理さんはJK(女子高生)に対してフェティシズムを抱く。
①その行動力は世界一、宇宙一と言ってもいい。
彼はウィッグどころではなく、JKの〇〇まで所持をして、JKの教師にまでなっています。
(※ネタバレなので一部伏せます)
JKへの過剰な愛があふれすぎて、JKの知恵袋のような存在。
ぶっとび過ぎた行動については彼にとっては日常なので、
②いくら他人に白い目で見られようが、何も感じていません。
冒頭に書いたヒトの真理とは・・・。
以上のポイント①②で感じることができた。
①好きなもの・ことのためなら、何を犠牲にしてもとことん突き進む。
むしろ、犠牲にしているとすら思わなくなる。
②好きなもの・ことに対して確信・自信がある。
このような人って、自身の確立が出来ているので、輝かしさが醸し出ている。
道理さんは人生をまっとうしているんじゃないかな。
・・・この話がはじまるまでは。
あらすじは上記にある通り、宇宙人が地球を侵略。
人類は次々へと体を乗っ取られ、おじさんをもJK化してしまうという少しシュールなネタもあります。
道理さんは「本当のJKはこうだ!!そうじゃない!!」と熱い想いを叫び、
エセJKを撃退すべく立ち上がるという話です。
実はすでにスペリオールで連載は終了。既刊は1巻。
数話で終わってしまったので、終了時はてっきり打ち切りかと思っていました。
最近読み始めたものでお気に入りの作品は、
花沢先生の「アンダーニンジャ」中山先生の「ギャンブラーズパレード」
あと、スペリオールで「JKキングダム東京」という期待値が高そうな漫画が始まって楽しんでたけど、一瞬で打ち切られて業界の怖さを垣間見た気がしました。 pic.twitter.com/8GyNpGJn2S— げんぺー@漫画アニメ (@gpymanga) 2019年1月2日
「え!急に終わった!!」ジャンプでもないのに何があったんだと闇を感じていたが、
ご本人のコメントからそうでないことを知りました。
もっとスペリオールの、「ルートネオ連載」が失速で打ち切りじゃなく、単行本1巻企画だと知られると嬉しいな。
失速した漫画ってレッテル貼られると面白そうでも買う人が減るよ。
— JK漫画色紙100%贈呈企画開催中!jkキングダム 鷹巣☆ヒロキ (@hiroki_takasu) 2019年1月11日
1巻発売後に「JKキングダム直筆サイン色紙プレゼント企画」という
自主企画を立ち上げて希望者全員に色紙を配っています。
鷹巣先生は、どうにか連載にこぎ着けたいと奮闘しています。
その熱意に心を打たれ、さらに同世代の方だと知り、
直接サインを貰おうと鷹巣先生に会いに行きました!
誠実でコミュ力の高い素敵な方でした。
俺は少年時代に漫画家を目指していたこともあり、
今も常に漫画作品を掘り下げているので、
「漫画とは」の自論を話したり、同世代ならではの話もしました。
漫画家の鷹巣☆ヒロキ先生(@hiroki_takasu)にお会いしてきました。
ありがたいことにコミックにイラスト付きのサイン!感動です。スペリオールで連載されていたJKキングダム♡東京は1巻までしか出ていません。しかし、コミックが売れれば続編を本誌でまた執筆できるそうなので頑張って欲しいです! pic.twitter.com/8mqzY1VtCJ
— ゲンペー@音楽の人 (@GENPEY) 2019年3月11日
おおおお!当然ですが、非常に高い画力です!
実際に描かれている様子を生で見れて貴重な時間でした。
JKキングダムについて詳しく話をお伺いしたところ、1巻の売り上げが伸びたら、
続編が連載できる!!こともあるらしいです!
失礼ながらスペリオールは他の漫画誌と比較すると発行数が少ない。
そのため、いくら商業誌といえど、「名作が埋もれている」可能性が非常に高いのです。
それはJKキングダムだけではなく、他の漫画もそう。
もっといえば音楽だって、人材だって、どんなものでも全ての事に当てはまる。
サインを貰ったから、贔屓をしているというわけではないです。
ゲンペーを知っている人は分かると思いますが、ミーハーではありません。
そこは勘違いをしないでほしい。
センスあるお気に入りの作家さんだから、
サインを貰いに行き、その感想を書いている。ただそれだけの話。
この作品が世に広まって正当な評価を得てくれれば嬉しいと思っています。
試し読みはこちらからできます。
http://big-3.tameshiyo.me/JKKING01SPE
そのほかの作品はこちらにまとめています。