終戦・原爆…それは伝承義務【73年目の8月】

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爆死没者慰霊碑

写真:爆死没者慰霊碑

『安らかに眠って下さい 過ちは 繰返しませぬから』

「ゲンぺーが想う戦争について」
毎年公開しているブログの内容をほぼ転載したものを投稿しています。


2014年4月に広島へ行ってきました。

広島といえば1945年に原爆が世界で初めて落とされた場所です。

 

自分なりに原爆投下から戦後については認知していた。

だが、それを掘り下げるまでには今まで至っていませんでした。

2014年までは8月になると戦争について述べていましたが、

あまりに浅い知識だったので、もっと早く広島に触れていればよかったと思います。

 

8月6日の広島原爆投下:死者(推定)約9万~16万人

8月9日の長崎原爆投下:死者(推定)約14万

 

被曝者、そしてかなり辛かったといわれる戦後の生活。

原爆資料館にて事実を確認してきました。

 

戦争で苦しんだ人間が日本だけでもどれだけいるのか。

 

今年は2018年。
戦後から73年を迎えた今、その事実が風化されていないか心配です。

 

「戦争拒否」

日本のその真意を深く胸に刻むことが出来ました。

 

現代日本社会では平和であり、戦争が起こりうるなんて考えもしません。

しかし、何十年後、何百年後経ったらどうなる?

 

今はまだその恐怖を伝承する人が生存しているが、時間が経つにつれ、
忘れ去られていったらどうなる?

 

同じ人間同士が争うことは本当におかしなこと。

過去をさかのぼっても争うことで人間は生きてきたかもしれない。

でも、今日本は平和が保たれてすごく素敵な国になっています。

 

 

まだ世界には核兵器が存在している。

まちがいがあってはいけない。危険なものはなくってほしい。

日本だけではなく、いずれ世界が平和になってほしいと思います。

 

 

戦争のことを描いた『はだしのゲン』を全巻読みました。

作者は被曝者で実際に体験した内容をリアルに漫画化しています。

戦争の意味を知るには良い作品だと思います。

※ただ、作者の主観性が少し強いので全てを事実と認識しないほうがいいかもしれません。

 

争うことで失うものがたくさんある。

人の命や心。勝者も敗者も失うものの方が大きいんです。

相手を思いやって生きていくことが大切です。

 

自分は実際にその苦しみは味わったことがない。

けど、原爆が落とされた日本に生まれた日本人の子孫です。

そして、世界の子孫です。

 

自分の年代でも戦争に興味を持たなければ、知ることが出来ないかもしれない。

知っている人間は次の世代へとこの事実を伝承する義務があると感じました。

 

ネット社会となって、伝えることのできるツールが資料や公共の電波だけではなくなったのは救いです。

ネットですべて調べ尽くせるかもしれません。

ただ、広島や長崎で実際に現地に触れてみると感じ取れるものはあると思います。

少し逸れますが、ネットの情報は間違いもあるので、活字に翻弄されない判断力もあったほうが良いですね。

 

伝承する義務。

そして、自分がもし何か創作する作品に争い事が題材にあろうものなら、

根底にある「戦争拒否」を表現できるようなものにしたいと思います。

 

自分なりの伝承方法でこの思いを綴りました。

毎年この文面は自身でも振り返れるように転載した記事を改変していきたいと思います。

写真:原爆ドーム
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2018年、SNSはさらに普及を加速。

なんだかんだ、毎年ニュースは絶えないことが明確になっています。
特にTwitterでは戦争のことを自分で調べなくても拡散されて目に入るようになっている。
これはとてもいい傾向だと思っています。

自分からそれを伝える活動をしなくても大丈夫なんだと安心しました。
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