LUNA SEAのワンマンライブにお笑い芸人+真矢で結成したGACHI SEAというバンドが、『TRUE BLUE』を演奏をするという企画が急遽発表された。
(画像引用:LUNA SEA OFFICIAL WEBSITE)
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8月26日。その日はLUNA SEAとしてRYUICHIが復活をする初日の「復活祭」と題した緊張感のあるライブになると予想されていた。
さいたまスーパーアリーナグランドファイナルでは、活動休止前ということで、現地で号泣するファンも何人も見かけている。
そのタイミングでこの企画。
これは、様々な意見が飛び交う。
実際の公式発表によるTwitterにも賛否のリプライが多々ある。
反対派は神聖な気持ちを踏みにじっている。
LUNA SEAの純粋な演奏時間が割かれるというような厳しい意見。
これは、LUNA SEAの「挑戦」ともいえる企画を観る前から拒絶してしまっている「変化を嫌うパターン」
ライブ運営側、番組制作側が合意のもと実行される企画であり、出演者からのオファーなわけだから、やる前から批判したり反対をするネガティブな意見をするのは間違っている。
だが、賛成派の簡単にOK OK!面白いじゃん。と簡単に許容してしまうのも、少し違う気がする。
心が狭いという指摘もあったが、それは浅はかでズレている。
“LUNA SEAたちが作り上げる理想”と“ファンの理想”はいつでも同義ではない。
毎回彼らがやる事をすべて許容してしまったら、ファンの求める本当のLUNA SEA像がどんどん崩れてしまう可能性がある。
“LUNA SEA”という卓越したアーティストのイメージはすでにがっちりと固定されきっている。
この概念や歴史を純粋に堪能したいファンも当然いるはず。
念願の復活をこうであろうと想像するファンの期待からはハッキリ言って裏切っている企画ではある。
余談だが、河村隆一超リスペクトのたむたむ氏は嬉しいだろう。
同じ畑であるお笑い芸人がLUNA SEAのライブ舞台に上がれるのだから。
そして、懸念されるのは
GACHI SEAというバンドが音楽素人がガチで練習をして挑戦するというコンセプト。
テレビ放送一度目のスタジオライブでは音源のカラオケのあてぶりパフォーマンス、山内氏はライブバージョンを知らない歌唱、高木氏はJのマイク投げもしなかった。
そのディレクションが出来ていない、もしくは知らない制作側は果たして本当に「ガチ」といえるクオリティなのだろうかと不安になる。
今回の『TRUE BLUE』は2ヶ月間みっちりと音楽素人が練習で仕上げてくる予定ではあるが、果たして早計に否定している方々を納得させるクオリティに仕上げているであろうか?
テレビ内で終わらせる企画であれば、クオリティの高いメイクをして本人ドラムの真矢が加わってるのに、「演奏はしてないよね笑」「歌も上手くないよね?笑」「でも、その真剣にやっているシュールさが面白いやん」っていう1つのお笑いで終われた。
LUNA SEAメンバーが好評してしまった流れで、
色々な意味で挑戦という言葉にふさわしいものとなった。
本来であれば、ルナフェスのような本当のお祭りイベントでのゲストでなら、
合点のいく企画だったのかもしれない。否定派からも受け入れられるはずだ。
僕は2日目のみ武道館へ行くので、この目で状況を確かめることは出来ない。
怖いもの見たさはあったけど、翌週のオンエアでチェックしたいと思う。
結論としては、賛否を判断をすべきはこの企画が終わった後だと思う。
今、どうこう言うことは浅はかすぎる。
まずは見守ろう。
当日のライブがどれだけプラスになるものになるかが見どころだと思う。
歴史に残るライブになる事は間違いない。