日々が奇跡

友人の敬愛する人が急逝した。
友人が悲しんでいる姿を想像すると泣きそうになる。

音楽の先輩が亡くなった時は言葉を失い、悲しみを襲われた。
だがそれよりも、同じバンドメンバーは僕には到底わからない想いをしたんだろうとSNSの投稿を見て、彼らのことを思い浮かべたらさらに辛くなった。

今も似た感覚。

僕がライブを観に行って度々泣いてしまうのは、命をかけて音楽を続けてくれる喜び、これがあと何回続くのだろうという不安がごちゃごちゃしているからだ。

無情に過ぎていく時間。
それを寿命まで朽ちていくだけものと捉えるか、ひと場面ひと場面が当たり前ではない価値のある瞬間だと感じるか。

儚くそして美しい命の輝きを見逃さないように。

僕は、今も奇跡が起きていることはしっかり噛み締めているよ。